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Cyberpunk 2077の利用規約がサイバーパンクしてるお話

Cyberpunk 2077の利用規約がサイバーパンクしてるお話

コニチワ!ポコさんです!
遂に待望の『Cyberpunk 2077』が発売されますよ!

まずは、Cyberpunk 2077ってどんなゲーム?

近未来のサイバー感あふれる巨大都市ナイトシティで繰り広げられる、一人称視点のオープンワールド・アクションアドベンチャーです。
プレイヤーの選択次第でストーリーも変わる、マルチエンディングを採用との事。
そして、サイボーグ・セクシャル・バイオレンス*1と、攻殻機動隊やブレードランナーを見て育ってきたおっさん達が大好物なゲームなのです。

なお、元ネタはTRPGのサイバーパンク2.0.2.0.とのこと。

開発したのはポーランドに本社を置くCD PROJECT REDという会社で、家庭用ゲームでも人気となった『ウィッチャー3 ワイルドハント』を開発した会社です。

 

以前、本ブログでも『ゲーム表現規制の有無』で家庭用ゲームの規制内容で引用させて頂きましたが、非常にひっじょーうに待ち遠しかったタイトルです。

というのも、本タイトルは元々9月17日リリース予定でしたが、不具合修正とバランス調整で11月19日リリース延期されました。
そして、その後公式から「マスターアップされました!」の報告がツイートされたため、もう延期はないだろうと思われた矢先に、「12月10日に再延期します。」という異例の延期を行ったのでした。

その影響で、「見積もりが甘い」とか「2077年まで延期される」など散々言われていますが、個人としては、面白いものを作るために妥協しないその姿勢に感心しています。
株価急落したらしいですけど。

そして、今回はそんなCyberpunk 2077で、利用規約がサイバーパンクしてるお話です。

 

サイバーパンク2077 – エンドユーザーライセンス同意書

Cyberpunk公式利用規約

本作は、マスター後の延期というゲーム業界で異例の延期を見せたタイトルでしたが、公式で掲載しているエンドユーザーライセンス同意書でも、異例の試みがされています。

それは、公式サイトに掲載している利用規約の隣に、ナイトシティ在住の生粋のサイバーパンカーが書いた要約が載せてあるのです。
ちょっと何言ってるかわかんないですね。

 

一部抜粋

なるほど。左側に会社がいろいろ書いているな。だが、実際のところは、いたってシンプルだ。要するにこれは、新品のサイバーウェアを買ったときについてくる安全マニュアルのようなものだ(誰でも、こういうのは読んだことがあるだろう?)。今からここに、誰でもわかるようにザックリと補足情報を書く。だが忘れるな。法的拘束力を持つのは、左側に書いてある長いバージョンの方だ。右側にいま俺が書いているのは… まあ、「役立つおまけ」程度に読んで欲しい。

 

ストリートの掟、その2。「契約は守れ。」
ここでは会社の側は、サイバーパンク2077 に関して君たちと「拘束力のある合意」を結ぶと言っている。なにやら会社の側は、何もせずにただ眺めているだけでなく、君たちのゲーム使用に関して、「合理的な配慮」をしてくれるらしいぞ。過保護だな、まったく。素敵すぎて涙が出るぜ。

 

オーケー。ここの部分はシンプルだ。
このセクション全体で言ってるのは、同意書に書かれたルールに、あと少し補足があるってことだ。「すげえ!」とビビる話は、何ひとつ入っていない。スーツでおめかしした弁護士どもが、いろいろ余分に、わかりきった説明を入れやがっただけだ。やつらはいつでも、そういうのばっかやるよな?

 

弁護士に喧嘩売るスタイルわろた。
全文は上記にリンクしてありますので、公式サイトでご確認ください。
普段、利用規約をガッツリ確認することはありませんが、こんな面白可笑しく書かれていたらツイツイ見てしまいますね

 

で、
「でもこれって、公式サイトのみのお遊びでしょ?」と思われるかも知れませんが、そんなことありませんでした。

STEAMで購入してプリロード*2する際に表示される利用規約も、公式サイトに載せていた内容にちゃんとなってました
ちゃんとなってたってのもおかしい気がするが……。

Cyberpunkプリロード時の利用規約

Cyberpunkプリロード時の利用規約

これから購入しようとしている方は、初回ダウンロード時に表示される利用規約を確認してみるとイイですよ。

こう言ったちょっとした作りこみと遊び心が、ユーザーとしては嬉しいですね。

 

まとめ

今回は、Cyberpunk 2077の利用規約について記載しました。
利用規約には利用規約しか書かれないと当たり前となっているところに遊び心を取り入れ楽しませてくれる開発には、ただただ凄いと感心してしまいます。

クオリティに納得いかず再延長したり、ゲーム外にも楽しみを作ってくれるCyberpunk 2077であれば、今年一番の1本になること間違いなしかと思いますたぶん。

ポコさんもはよ、ふわっとした優柔不断なサイバーパンカーになりたいです。

 

おまけ:著作権保護楽曲の無効化機能

配信者・動画制作者のために「著作権保護楽曲の無効化機能」なるものが実装されているそうです。
ゲーム設定で本機能を使用することで、ゲーム内楽曲の著作権に問題がある曲無効になるとのことで、安心して配信してくださいとのこと。
なんかもう、ホントすごい(小並感)*3

 

では今回はこんなところで、ここまで見てくれて、ありがとうございました!
おつかれさまっさ。

*1:家庭用ゲーム機では、色々自主規制があるとのこと。

*2:プリロード:事前ダウンロード

*3:小並感:小学生並みの感想